厚生労働省の定義によると、「高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院」と位置づけられているのが特定機能病院になります。
その数は、平成29年6月1日現在で85病院が指定されており、大学病院本院など地域にひとつ以上は存在すると思われます。
承認要件を確認すると、通常の病院よりも厳しいこともあり、医療機能は国内有数です。
研究的要素も含まれるようなので、新薬・医療機器の臨床性能試験(患者への安全性、有効性確認)も行われていると推測されます。
日本において、保険承認を得るまでには非常に時間がかかるため、海外等で実績があったとしても、国内ではなかなか利用できません。
患者合意のもと、最先端の医療行為を受けられる可能性はありますが、選択する際はメリットだけでなくデメリットについても、
医師の説明をしっかり聞く、セカンドオピニオンを利用する、患者自らも調べてみるといった行為も必要になるでしょう。
すべて納得の上で、選択されることが双方にとって幸せなはずです。