感染症と聞くと、何を思い浮かべるだろうか?
毎年流行するインフルエンザウイルスはその代表例だろう。
とはいえ、インフルエンザウイルスに感染したからとって、地域の病院やクリニックで簡単に診断でき、治療薬もあるので、
感染症指定医療機関に行くわけじゃない。
感染症指定医療機関とは、人に対して致死的な被害をもたらす病原体に感染した可能性があるときに、感染拡大防止、
患者の適切な治療を受けるための病院となる。
致死的な病原体とは、国内の感染症分類に従うと、第1類感染症(エボラ出血熱など)、第2類感染症(結核、鳥インフルエンザ、SARS、MERSなど)が該当する。
指定病院は全国に点在しており、
特定感染症指定医療機関 : 4医療機関
第一種感染症指定医療機関 : 52医療機関
第二種感染症指定医療機関 : 多数
とある。
海外旅行後に発熱などの症状が出た場合は、指定医療機関を受診することをお勧めしたい。